「こんなに開放感があるなんてびっくりです。なんだか自分の悩みなど小っぽけに感じちゃう、、」
「何か悩んでることがあるの?」
「えぇ、、その、、私、親の決めた結婚をするように言われて、、」
私、見知らぬ人に何言ってるんだろう、、、
でも、この人ならあの空を流れる雲のように聞き流してくれそう、、、
「親が結婚を決めるのは幼い頃から分かっていたんです、だから受け入れるのですが、、一度でいいから恋をしてみたかったなぁって、、すみませんこんな話、、、」
「いいんだよ。今日僕がここに立ち寄ったのは、君に会うためだったのかもしれない」
「えっ?」
「そういう運命だったってことだよ。人生は偶然と必然が混じり合って出来てるんだ。」
「そ、、そうですか、、あっ、そう言えば!」
半身起こし、続けた
「私、モニカと申します。ゆっくりされていた所お邪魔してすみません」
「大丈夫だよ。それに君のことは知ってるよ。モニカ・シェーンバルド。このシェーンバルド王国第二王女、でしょ?」
「は、はい、、」
「君は有名だよ。僕の国でもその名を聞く。愛らしい顔立ちに美しい歌声、カナリア姫と呼ばれていると」
「そうなんですか、、」
「僕はユリウス。旅人さ。今日から数日この国に滞在する予定なんだ、よろしく。」
「ユリウス様ですね。この国は初めていらっしゃったんですか?」
「前回は随分と昔、幼い頃に来たんだ。ここは自然が豊かで気持ちがいいと病弱だった母が気に入っていたんだ」
「ユリウス様のお母様に気に入って頂けてたようで嬉しいです」
「母への土産はシェーンバルドでしか咲かないと言うモンテスの花をプレゼントしようかと思って」
「モンテスはとても香りが良く、私も大好きです。」
「僕は君の香りの方が好きだな。甘くバニラの香りがする」
かあぁぁぁ、、、
モニカの顔が赤くなった
ユリウス様のように美しい方に甘い言葉をかけられると私、ドキドキしちゃう、、、
「あ、、あの!明日もこちらにいらっしゃいますか?」
「うん、きっといるよ」とユリウスが優しく微笑んだ
「、、、さま〜、姫様〜、、、」
遠くで私を呼ぶ声が聞こえた
「そろそろ戻らなくちゃ、、、」
「気をつけて帰るんだよ」
「はい、ありがとうございます。では、また、、」
そう言ってモニカは城に戻って行った
「何か悩んでることがあるの?」
「えぇ、、その、、私、親の決めた結婚をするように言われて、、」
私、見知らぬ人に何言ってるんだろう、、、
でも、この人ならあの空を流れる雲のように聞き流してくれそう、、、
「親が結婚を決めるのは幼い頃から分かっていたんです、だから受け入れるのですが、、一度でいいから恋をしてみたかったなぁって、、すみませんこんな話、、、」
「いいんだよ。今日僕がここに立ち寄ったのは、君に会うためだったのかもしれない」
「えっ?」
「そういう運命だったってことだよ。人生は偶然と必然が混じり合って出来てるんだ。」
「そ、、そうですか、、あっ、そう言えば!」
半身起こし、続けた
「私、モニカと申します。ゆっくりされていた所お邪魔してすみません」
「大丈夫だよ。それに君のことは知ってるよ。モニカ・シェーンバルド。このシェーンバルド王国第二王女、でしょ?」
「は、はい、、」
「君は有名だよ。僕の国でもその名を聞く。愛らしい顔立ちに美しい歌声、カナリア姫と呼ばれていると」
「そうなんですか、、」
「僕はユリウス。旅人さ。今日から数日この国に滞在する予定なんだ、よろしく。」
「ユリウス様ですね。この国は初めていらっしゃったんですか?」
「前回は随分と昔、幼い頃に来たんだ。ここは自然が豊かで気持ちがいいと病弱だった母が気に入っていたんだ」
「ユリウス様のお母様に気に入って頂けてたようで嬉しいです」
「母への土産はシェーンバルドでしか咲かないと言うモンテスの花をプレゼントしようかと思って」
「モンテスはとても香りが良く、私も大好きです。」
「僕は君の香りの方が好きだな。甘くバニラの香りがする」
かあぁぁぁ、、、
モニカの顔が赤くなった
ユリウス様のように美しい方に甘い言葉をかけられると私、ドキドキしちゃう、、、
「あ、、あの!明日もこちらにいらっしゃいますか?」
「うん、きっといるよ」とユリウスが優しく微笑んだ
「、、、さま〜、姫様〜、、、」
遠くで私を呼ぶ声が聞こえた
「そろそろ戻らなくちゃ、、、」
「気をつけて帰るんだよ」
「はい、ありがとうございます。では、また、、」
そう言ってモニカは城に戻って行った