ひーくんと会えなかった時間が長かったからかな


ひーくんと過ごす時間があっとゆうまで


気づいたら夕方になってた。



「うぇーーー…もう夕方…」


「そうだね、暗くなる前に帰ろうか」


「もーーーちょっとだけ!…ひーくんーー、ダメ?」

「だめです。暗くなる前に帰らないと。お母さん心配するだろ?」


きっ、きびしい。


流石、元お兄ちゃん的存在。


付き合ってるのに…過保護が抜けてない。


「けちひーくん……っいた!?」


ボソッと呟いたら、頭を小突かれた。


「…ぷっはっ…はる、顔っ、アホ面すぎ…っ」


「ーーーっ!?!!!はぁあぁぁあ!?

ひーくん!え!?ばかにしたぁ!?」


「いやぁあ、だってすっごい顔だったよ?」


「なーーー!?ひーくんひどいいい!?」


「や、ごめんごめんって笑

…けどね、はる。もう帰ろ?また会えるし…ね?」



さっくり話をそらされてしまった。


「……次。」


私は相当ふてくされてる顔をしてそうボソッと声を出した。


「ん?」



「次は、水族館…が、いいな」


「ん?水族…館?」


あっけにとられた顔のひーくん。


水族館。


なんて、高校生にしたら、ちょっと子どもっぽかっただろうか。


けど、受験勉強で忙しいひーくんが少しでもリフレッシュ出来たらいいなって。


そう思った。



「いいよ。行こう、約束」



ひーくんが、小指を立てて私に微笑んだ。


子どもじゃないけど、ちょっと子どもになった気分がして、照れくさかった。



「約束。…受験勉強。しなきゃだと思うけど、たまにはこぉやって過ごそ、ね?」



ひーくんがいないと、やっぱり寂しい。


会ってても、別れの時間は寂しい。


また会えない期間があるって、わかってるから


余計、あえなくなるのがさみしくなる。



「勿論。…はる?いつもありがとね。」



ひーくんが、いつもと同じように私に微笑みかけてた。


それをみたら、寂しさも吹っ飛んで


また、会えるときまで頑張ろって思えた。



ひーくんは、ひーくんの将来のために頑張ってる。


それを応援したい。


全部終わったら、またひーくんと一緒にいれる時間ができる。


それまでは、私も頑張らなきゃ。