「……ん…」
目を開けると見たことの無い空間
「やっと目を覚ましたか綺蝶。」
「お前は…誰だ?」
「えー、知らない?ショックだわー。BLACKSの総長 波瑠(ハル)」
こいつが噂の波瑠か…
「そんなに睨まないでよ。作戦は順調に進んでるみたいだし。君には働いてもらうから」
なにか企んでるな
そのまま無言でい続ける
すると波瑠の携帯がなった
「あー、茜?…了解。すぐ戻ってこい」
茜?
「そろそろ楽しみにしてた瞬間がやってくるようだね」
「……おい。うちを誰だか分かってやってるんだよな?」
今うちは手錠みたいなのがかけられてる
でもこんなもん余裕で壊せる
「ふーん。そんなこと言っちゃっていいの?」
後ろにいた副総長らしき人に目で指示をした
そしたら
「痛い!やめて…」
どこからか声が聞こえる。誰だ?聞き覚えのある気がする…
「えっ…?」
そこに現れたのは、いとこの蘭(ラン)だった
「蘭…?どうして?」
「かな姉…なの?」
かな姉って呼ぶのは蘭しかいない
そう言えば、蘭ってBLACKSの副総長と付き合ってた気が…
「お前らいとこだろ?だから綺蝶、お前にいい条件を付けてやろう。」
「条件…?」
「こいつを解放してやる」
「解放って…蘭はあんたらの副総長と…」
「は?何の話だ?こいつはもう用無しだ」
今まで黙ってた副総長が声を出した
「おいおい笑、響也(キョウヤ)言いすぎじゃね?まぁー本当の事だけど」
「ああ、俺には今茜がいるからな」
茜…?響也が茜と?
蘭は今にも泣きそうな顔で涙をこらえている
好きで信じてた相手に裏切られ用無しって言われて彼女がいるって
どれだけ辛いことなんだろう
「…解放の条件は?」
「お前がBLACKSの姫になれ。まぁーただの道具だけどな」
「は?何言ってんの?そんなこと…」
「あ?口答えする気か?ふーん、だったらこいつの命は」
って言ってナイフを蘭の首に近づける
忘れてた。こいつらは平気でそうゆうことするやつだった
今までそれに蘭は耐えてきたのか…


