その後はあんま覚えてない

確か、倉庫いって、どうしたっけ?

まぁー今自分の部屋にいるし家帰ってきたのか


はぁ、星河の事で頭いっぱいだし…



星河に会いたい…けど、会いたくない



……矛盾してる

なんてブツブツ言いながら未雪と一緒に学校へ向かった
教室入って席座って机に突っ伏してたうちを見て星河がよってきた

「華苗ー。おはよ。元気ねーじゃん、どーした?」

「んー、おはよぉ。眠すぎてやばいだけー」

「睡眠大事だぞ?寝る子は育つ!」

なんて言って蓮夜達と笑ってる

あー、なんかあいつの性格わかんねー

冷たい時もあれば、笑いをとる時もあるし、……優しくてドキッとするときも…


1人で心のなかで叫んでいると、担任が

「今日転校生いるから紹介するぞー。入ってこい」


ガラガラッと音をたて入ってきたのは

美人で、スタイル良くて、モデルさんみたいな美少女


「…月谷茜(ツキヤアカネ)です。よろしくお願いします」

ペコッと頭を下げその後ニコッ……


あー、男子達顔真っ赤……女のうちでもドキッとした…


星河は…?

あ、今なんで星河が出てきたんだろ?

無意識に茜って子に奪われたらってかんがえてた…

目線を星河にむけると


「…茜?」

「…っ!星河…」

えっ?知り合い?

でも、星河は驚きのあとに会いたくなかったって顔してる

茜は驚いているものの、ちょっと嬉しそうにしている

2人はどーゆう関係なの?
朝のHRが終わって茜は星河の所に来ていた

星河はと言うとうちの所に来ていた

だから必然的に茜もこっちきている


「…久しぶり、星河」

「…ああ」

そこから長い沈黙

それを破ったのは茜だった

「…あなた、名前は?」

「…うちか?鈴野華苗」

「華苗…?あんた、華雪の初代総長…?」

「…そうだけど?」

茜はニヤリとして

「…へぇー、そーなんだ」

っ!?

こいつなんか企んでるぞ…

「華苗?どーした?」

星河がのぞき込んでくる

さっきの顔うちにしか見えてなかったのか

なんなんだこの茜ってやつ

只者じゃなさそうだな…
それからというもの茜は星河にベッタリだ

目が合うとあきからに睨まれる

茜…。


ん?どっかできいたことあるような…


そのとき茜のポッケから紙切れが落ちた

茜はそれに気づいていない

これだ!バレないように紙を拾い教室をでる

少し行って紙を開くと…

【作戦内容
星夜の総長をつぶす。潰せば俺らが日本No.2だ。

出来れば華雪の情報も頼む

BLACKS】

BLACKS(ブラックス)?

あ、日本No.3の…

そーゆうことか…

うちらの手にかかればこんな簡単に進まねーぞ?

てゆうか進ませねーよBLACKSさん
そのまま下駄箱まで行くとそこには星河がいた

「あれ?茜って子は?」

そこに茜の姿はなかった

「あー、待ってるやついるからって先に来た」

「よかったの?」

「ああ…」

星河は茜とあってから辛そうな顔してる

それが気になってしょうが無い

しかも胸騒ぎがする…

「…ね、ねえ。茜とはどうゆう関係なの?知り合いっぽかったけど…」

「……あいつは…」

と言って黙り込んでしまった

いつ返答がきても聞き逃さないようにじっと待っていたら

「俺の……だ」

「えっ?」

きいてたつもりなのに耳に言葉が入ってこなかった

てゆうか、その言葉を受け入れたくなかった…

「何回も言わせんな。俺の元カノ」

「元…か…の?」

一瞬で思考停止状態

星河も好きだったって事だよね…

そんな…なんでか分からないけど元カノの話は聞きたくない

しかもそれが茜ならなおさら…
「さっき茜により戻さないかって言われたんだ」

「……えっ?」

「……まぁー戻す気はないから戻さねぇって言っといた」

「そ、そうなんだ」

戻さないならひと安心…

って!別に違うからね!さっき紙を見て茜のこと知っちゃったからだから!

「でさ、じゃぁ倉庫に連れてってって言われたんだよ」

「え、でも…」

「俺も最初は断った。でも、なら付き合ってって。それも嫌なら華苗がどうなるか…って」

うち?

「だからしょがなく倉庫には連れてくことになった」

「そ、そうなんだ…」

「それでなんだけどさ、お前も来るか?」

「は?」

「あー、いや、そのー、……」

………さっさといえよ…

「星夜の姫になるのも時間の問題じゃん?だから紹介」

「へー、って、え?」

「まぁー時期に俺の女になるんだから、はやめに紹介してーじゃん?」

いや、知らねーよ。

「で、来るの?来ないの?」

「行っても意味無いし、急に華雪の頭なんか来たらみんなビビるぞ?」

「はやめに紹介すれば俺の女になる時には慣れるだろ」

俺の女って言い過ぎ!照れる…

「で?どーすんの?」

「………行く」

よっしゃ!ってガッツポーズをして喜んでる

それを見るとなんかこっちまで嬉しくなる

…絶対、茜なんかの思いどうりにはさせないから
その日うちは華雪の倉庫に行ってみんなに茜のことを話した

「茜か…」

未雪も教室に入って来た瞬間から目をつけてたらしい

亜依がパソコンをいじってる

「あ、あった」

亜依はNo.1のハッカーだからすぐに見つけることができる

【月谷茜

BLACKSの姫

過去に裏切られ男を信用出来ないでいる】

などなど…

いっぱい書いてあるけど置いといて

裏切られたか……

あいつなりに闇抱えてんだな…

って!なにフォローしちゃってんだよ!





「茜、星河の元カノらしい」

「え?星河の?」

未雪は眉間にシワを寄せて

「なんか厄介な事になりそうだよね」

「うん。それで、今度茜が星夜の倉庫に行くらしいんだ。

そのときうちも行く」

「それっていつ?」

「明日ぐらいかな」

「あ、うちも蓮夜に誘われてるから一緒にいくか」

「おっけ。まぁー未雪がいれば心強いかな」

なんて笑ってるけど本当は茜と星河の事で頭いっぱい

でも、星河はうちが守るんだ