それからリビングに下りた私達はパーティーの続きをすることにしたんだけど…
たっくんの心配症が大爆発してる今現在。
「朱里、お腹痛くない?」
「大丈夫だよ」
「でも無理しないほうが…」
「全然大丈夫だってば」
「ケーキは明日にして、もう寝たほうがいいよ」
「せっかく作ってくれたんだから今日食べたいもん」
心配するたっくんを横目に、冷蔵庫に入っているケーキを取りに行った私は、早速それをテーブルに運ぶ。
毎年、誕生日ケーキはお母さんの手作り。
お母さんの作るケーキはイチゴがたっぷりで、チョコプレートには毎年違うメッセージを書いてくれててとにかく愛情たっぷりなんだ。
だからどうしても今日食べたい。
「今年はどんなメッセージかなぁ?」
「オバさん、小さいプレートに毎年長いメッセージ書いてるもんね。俺も楽しみ」
二人揃ってワクワクしながらテーブルの上でケーキの箱を開けると、すぐにメッセージが目に入ってきたけれど。
…そのメッセージに、二人とも目が点。