俺はきっと宇宙一面倒くさい彼氏だろう。
朱里を愛しすぎて全部知りたがるくせに、つまらない嫉妬しちゃうような男なんだから。
それでも、そんな俺を朱里はいつだって受け入れてくれる。
そんな朱里を愛しく感じて、ますます愛して、そしてどんどん面倒くさい男になっていく。
きっとこれは終わることなく永遠に続いていくループ。
俺のキスに一生懸命応えてくれる朱里が可愛すぎて、気が付けば本当に丸々1時間キスの刑を執行してしまっていた。
名残惜しさを感じつつ唇を離すと、朱里の呼吸が少し乱れていて…それがやけに色っぽかった。
「はぁっ、はぁっ…本当に1時間しちゃうなんて…」
「全然足りない。2時間にすればよかったかな?」
「それは…死んじゃう、かも…」
「だったらもう俺を不安にさせないでね」
肩で息をしながら朱里がコクコク頷けば、俺はようやく満足した。
よし、これで明日もバイト頑張れる。