家に帰ると、部屋に行く前にシャワーを浴びることにした。

本当はご飯食べて少し休憩してからゆっくり入るのが好きなんだけど…今日は仕方ないんだ。

砂だらけで帰宅したせいでお母さんから激しく雷を落とされちゃったから。

「高校生にもなって!」って怒られたけど、子供と本気で遊んだんだもん。

そりゃあ泥んこになるし汚れちゃうよ。




「つっかれた…」



お風呂から出て部屋へと入った私は、倒れ込むようにベッドに転がりながら今日のことを振り返っていた。

あのあと公園まで迎えに来た凜ちゃんに、海斗くんと沙羅ちゃんを引き渡しバイバイしたんだけど…

二人とも私の足にしがみついてなかなか離れてくれなかったっけ。



『また遊ぼ?今度は凜ちゃんと私のおうちに遊びにおいでよ』



私のこの言葉で納得したのか、ようやく足から離れてくれたんだよね。

あんなに懐いてくれるなんて、可愛いなぁ…