子供の頃からずっと夢見てきた指輪のプレゼント。
結婚予約済指輪って何…?って自分で軽くツッコミたくなったけど、まぁいっか。
だって朱里が素敵だねって言ってくれたから。
俺がずっと欲しかったもの。
それは、朱里に贈る指輪。
でもね、それよりもっと欲しかったものがあったみたい。
『わ…私も…だ、い好き…』
何よりも欲しかったものは…朱里の心。
ずっとずっと想い続けた朱里が、俺のことを大好きだと言ってくれる。
欲しかったものを手に入れることができた俺は正直無敵だよ?
『俺に溺愛されちゃう覚悟はできてますか?』
『はい、もちろん』
朱里、ごめんね。
きっと俺は朱里が想像してる以上にキミを溺愛しちゃいそうなんだけど…許してくれますか?
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