理想人間製造機があった場所に着いて

すぐに隅々まで見つめた。

が、どこにも取り換えを行っているとは記載されておらず

がっかりしていたその時。

「なにかお探しですか?」

何者かが私に話しかけたのだ。

私はビクッと身体を震わせ周りを見回した。

けれど人はいなく声の主は理想人間製造機だということを理解した。

きっと理想人間製造機には人間とコミニュケーションを取れる機能がついているのだろう。

相変わらず最近の技術はすごいな

と思いながら

「取り換えって出来るんですか?」

とおずおずと小声でそういった私に

「はい。承ります。」

と答えた理想人間製造機。

取り換えができる!

と思いワクワクしていた私は

すぐにボタンを押した。