「よっ友莉!」

とても聞き覚えのある声だと思って振り返るとそこには幸樹がいた。そしてその隣に…裕翔くん?!

『あ、え、よぉ?』

「え、友莉ちゃん彼氏いたの?めっちゃかっこいいんですけどぉぉ!てか隣に裕翔くん連れてるし何者?!」

いやっ、私も幸樹と裕翔くんが友達になってると思ってなかったし驚いてるよ?!

「えーなになに俺今友莉の友達にかっこいいって言われたーナンパかなぁ?」

「ははっ、んなわけねぇだろ」

あっ、裕翔くん私があの内気で地味な宮川って気づいてない!まぁバレてもバレなくてもいいけど。

『っていうか彼氏じゃないって否定してよ!お兄ちゃんのくせに…』

やばいほんとに兄妹の気分になってきた。

「あーわりぃわりぃw俺の妹可愛いだろ?シスコンになりそうだわ」

「ほんっと可愛いよね!目の保養だよね!っていうかお兄ちゃんってことは先輩?!…あっタメ語ごめんなさい!」

え、え、ベタ褒めされたぁぁあ!

「いや、俺たち双子だからタメでいいよ」

えっなにこの急展開。