「……おまえの方から誘ったと言うのか! この期に及んでも尚、奴を庇うなど……!」

「……本当のことよ……」

叩かれた頬を手で押さえて、

「……あなたが、最初に私の信頼を奪ったから……」

告げると、

「……おまえの今の主人は、私だ。どうしようと、私に従うだけのはずだ……」

低く口にして、

「……私の、夫婦である信頼を、おまえが失わせたんだ……!」

そう続けると、

「……おまえを、赦さない」

冷たく見下ろして、キースは感情をぶつけるかのように私を強く寝台に押さえ付けたーー。