「めぐ。まなに少しでも食べた方がいいと思ってお粥作ったんだけど、持って行ってくれるかしら?」




「あ、うん」



正直気まずいけど・・・。



持って行ってやるか。





コンコン。



私はまなの部屋のドアをノックする。



寝てるのかしら?



「まな、何か食べない?お母さんがお粥作ってくれたんだけど・・・」




「・・・・・」

応答がない。




「まな、入るよ?」

私はドアを開けて、中を覗き込んだ。

まなは、泣き疲れたような顔で眠っていた。