「あら、おかえり。めぐ」



「ただいま。今日は早かったんだね」




「うん。とりあえず仕事が一段落したから。今日は早く終わったのよ」




「そっか・・・。まなは?」



「部屋にいるわよ。全然部屋から出てこないんだけど・・・何かあったの?今日学校も休んでるみたいだし」





「あー、具合悪いみたいで・・・」



「そう・・・。でもいつもごめんね。お母さんもお父さんも仕事忙しいからまなの面倒見てもらって・・・。ホントめぐには大変な思いさせてるわね」



「そんな・・・。仕事なんだから仕方ないよ。お母さんだって毎日仕事で疲れてるんだから」




「めぐ・・・ありがとう。本当にめぐは最高のお姉ちゃんね。助かるわ」



ふっとお母さんが優しく微笑んだ。