どうしよう・・・。




そんなふうに迷ってたら。





「倉本さん。帰ろうか」




タイミングよく杉田くんが声をかけてきた。





ずっと憧れてた。




杉田くんの横に並んで、一緒に登校したり下校したりするの。




叶うはずないって思ってた私の夢が。





まさか、こうして現実になってるなんて・・・。




私たちはしばらく無言で帰り道を歩いてる。



待ちに待った、念願の制服デート(?)なのに・・・。



何故こんなに盛り上がらないんだろう・・・。




妙な緊張感が私を襲う・・・。