そりゃあ意識しすぎる私も悪いけど...

ひどいよ蘭君。


そんなハッキリ言わなくたっていいじゃんか。



「はあ〜...」


ポチャン...と。水が湯船に落ちて波紋が広がる。


結局お風呂借りちゃってますが...

なんだか緊張しちゃって、逆に疲れてきた。



ああ〜お風呂なのに全然癒されないよー!!!!













「ら...蘭君、お風呂とお洋服ありがと...」


「ああ」





お風呂から上がって、リビングにひょっこり顔を出した。


蘭君の服はブカブカで流石男の人って感じ。




私には大きめの白いTシャツに何回捲り上げても下がってきちゃうズボン。



まさかこんな展開になるなんて、私だって予想出来なかったから、下着だけはそのままつけている。