「でも、手術は出来るの……?」

「ああ」

「……」

「重いよな……ホント……」

トサッ

翔太くんは寝転んだ。そして、雲一つない、青空を見上げた。

「それに、いつ発作が起こるか分からない。昨日の貧血だって、貧血じゃなかったらヤバかった……」

「そうだったんだ……」

「遅くともあと、2年」

「……っ!?」

「早ければ、半年」

「そっ、そんなっ……」

半年とか、2年とか……信じられない……

「ホントにいいの?こんな俺で」