「シャーロット、片付けるぞ」 いつまでも泣いていても仕方ない、そうイアンは言った。 乾くはずのない涙を拭く。 拭いても吹いても流れる何か。 「・・・シャーロット。 少し、散歩でもしないか? あの子が、行きたがっていた海にでも。 行かないか?」 海に行きたい。 あの子はそう言った。 私が見せてあげると約束した海のことを最後まで楽しみにしていた。 結構、それが、あの子の夢が叶うことは無かったけれど。 そして、私たちは海に向かった。