セパは帽子を受け取り敬礼をしました

「僕だって病原体集団紅天狗茸や」

「人工栽培集団や謎の搾乳集団が」

「居ない事位分かってるさ」

「僕も馬鹿じゃない」

「それを上手く利用してくれ」

「じゃあ・・・行ってくるよ」

「王子・・・」

「最後に一つだけ聞いていいですか?」

キネウムは静かにうなづきました

「王子は何の為に城を捨て」

「危険な領地外へと」

「出ようと思われたんですか?」

キネウムは背負ったバッグから

毒蛇の様なニーソックスを出しました

「僕は僕が人間だと知ってから」

「心に決めた事が一つあるんだ、セパ」

「初めて見た人間の女性と恋をし」

「結婚しようと・・・」