「ふふふっ・・・次はあなたの番よ」

黒胡麻は杖を振りました

きらきらと輝く小さな光が

黒胡麻の周りを楽しそうに舞い踊り

イーディスに向かって降り注ぎます

現実の中で

夢の様なそれに

イーディスは月桂の杖を取り出し

強く握り締めました

「・・・ここで死ねないわあたし」

「だってファーストキスが人魚って」

「ありえなくね?」

残り少ない電池など気にせず

イーディスは黒胡麻の魔法を

次々と弾き飛ばします

「あれ・・・あの杖どこかで見たな」

「うーん・・・なんだっけ」

「あれ、ていうかあの熊何者?」

「もっさり可愛いんですけど」

黒胡麻はなんと

記憶が5分しかもたなかったのです

この先どうなってしまうのでしょうか?

そして

この超能力対戦をじっと見ていた

西南高校普通科C組33番藤袴春義君は

どうなってしまうのでしょうか!!

後半へ続く!!!!