イーディスは鼻をひくひくとさせ

ぱちぱちと激しくまばたきをしました

「いい匂いがする・・・」

「そしてすこぶる可愛い・・・」

「しかも肌がぷるぷる・・・」

「まるでコラーゲンの塊・・・」

「ありがと、私の半分はコラーゲンで」

「構成されているの」

「残りの半分はヒアルロン酸ね!」

黒胡麻はイーディスを抱き締め

唇を奪いました

「・・・むあっ」

「ちょっ・・・」

イーディスは頭の中が真っ白になり

ここ一ヶ月で覚えた漢字を

全て忘れてしまいました

「あれま、もしや・・・あなた人間?」

「人間の分際で私と唇を重ねたの?」

「信じられない・・・あぁ・・・あああ」