「タマに任せるのは不安だったが」

「本当に連れ出せるとは・・・」

テンは頬を膨らまし少し鳴きました

「お前とは違うんだよ」

「姫様心配しましたよ」

「もしや頭がおかしくなられたんじゃ」

「ないかと・・・」

イーディスはマリにチョップし

大海原に向かって叫びました

「やいやいポセイドン!出てきやがれ!」

「姫!いきなり何を!?」

「はわわわ姫様はわわわわ・・・」

「タマ!お前ちゃんと話したのか!?」

「あー・・・要らない事話しすぎて」

「肝心な事話してなかったような・・・」

「でもトイレの中じゃ普通の賢そうな」

「ほんっとに普通の女の子だったんだ!」

慌てふためく蛙三匹をよそに

イーディスはなおも叫びます

「モーゼになっちゃうぞ馬鹿野郎ー!!」

直線状に海は弾け割れ

海の底から誰かが叫びます

「誰がポセイドンじゃーい!!」

「どちらかというとセイレンじゃー!!」