「フフッ・・・フフフッ・・・」

イーディスはむくりと起き上がり

黒蛙のほっぺをつかみました

「誰が毒網代傘の手先だって?」

黒蛙は眉間にシワを寄せ首を横に振り

必死に青蛙に助けを求めましたが

青蛙も同じ様な顔をしていました

「ひっ・・・姫様」

「起きていらっしゃったんですね?」

「あ?うん!ていうか」

「あたしの煎餅どこやった?」

「はっ・・・?煎餅ですか・・・?」

白蛙は一生懸命考えました

それはそれは物凄く考えました

しかし思い出されるのは

唇から血を流し笑っている

イーディスの顔だけだったのです