「ちょっ、待ってー!だめ!無理無理!」

イーディスとマリはぴょんぴょん飛び跳ね

矢を放つ狩人に向かい手を振ります

狩人はハッとしました

なぜなら狩人はイーディス達を

森の悪魔か何かだと思っていたからです

「だ、大丈夫でござるかー!」

「はて・・・しかしなぜ」

「私の矢が心臓を射抜かぬのだ・・・?」

「やはり彼らは悪魔で」

「私は騙されているのか・・・?」

イーディスは熊の真似をしながら

狩人に向かい走り寄りました

「やいやい!危うく死ぬとこだったよ!」

「どういう事か説明しねい!」

狩人は不思議そうに目をぱちぱちさせ

近くの切り株に腰掛けました

「私の名はウルリケ」

「この森を統べる者なりよ」

「君達・・・子ども?」

「こっちが色々と聞きたいでござるよ」