たー!たー!ほあー!

しゃっ!へいやー!

しゃっ!しゃっ!ていやー!

くあっ!ていてい!

ちゃっ!ぐぉっ!ぶー!

はぁはぁ・・・

イーディスが振り回す怪しい木の棒は

音も無く夜警に必中し

夜警団は壊滅状態にあった

「姫様・・・なんですかその棒・・・?」

「え?これ?買ったの闇市で」

「魔法の杖とか言ってたんだけどさー」

「なんか本物みたいだね」

「ほら見て見て!」

イーディスは杖をバトンに見立て

くるくると手の甲で回しました

「夜警が次々と勝手に当たってる・・・」

「凄いですね姫様・・・ていうか姫様?」

「もしかしてこの毛皮のせいで」

「私達の居場所がばればれなだけじゃ」