「誰が人間捨てたいじゃー!!」

「確かに人間なんてやってたくないけど」

「そこまで・・・精神的に病んでるのか」

「やばいな、そろそろ起きないと」

イーディスは自分の頭を木の棒で

ぺしぺしと叩きました

「痛い、痛い」

「あれ、痛いぞこれ」

「ちょっとマリちゃん」

「あたしのほっぺつねってみて」

「・・・痛い」

「あの姫様・・・?さっきから何を」

かがり火を囲み大宴会を開いていた

イーディスとマリをよそに

闇市には警報が鳴り響きました

露店を広げていたリス達は慌てふためき

上を下への大騒ぎ

かがり火は次々と倒され

闇夜の空には子供達の泣き声が響きます