「お、失禁少女発見」

「あれ・・・あの人は・・・」

「水鳥の知り合いか?」

「うん、多分・・・神出鬼没の名探偵」

「はぁ?誰だそれ」

「ほら、僕の屋敷広くて」

「人が沢山居るじゃん?」

「よく殺人事件が起こるんだよね」

「お爺様の遺産関係の」

はっありえね

と紅咲と東東さんは思いましたが

水鳥は常人じゃねぇ

俺達とは別世界の人間だ

深く考えるのはやめよう、と

うなづき合うのでした

「おーい藤!昼飯持ってきてやったぞ」

「おう、・・・大量だなおい」

「だってそいつらの分もだろ?」

「あぁ・・・そうか」

「テンション低っ」

探偵と少年と少女と青年は

一本の大きな流木の上に座り

飛行船の残骸を見つめていたのでした