「うわぁ・・・出たよ潮吹き姫」

「は・・・?しお・・・?」

「ほら見てみなよ、もうちょいだから」

黒胡麻はイーディスに双眼鏡を手渡し

巧みな魔術で新しい双眼鏡をこしらえ

自分も高校の窓をこそこそと眺めました

「・・・何してんですかあれ」

「ちょっとお母様・・・ちょっと」

「ちょ・・・わぁ・・・」

ね!という顔をしながら黒胡麻は

イーディスの顔を見ましたが

イーディスは放心状態でした

「あれ、あなた・・・」

「まさかホワイトロリータちゃん?」

「あっ・・・ごめんごめん」

「てっきり使用済み核燃料かと」

黒胡麻はイーディスから

双眼鏡を取り上げると

横に居た名探偵に手渡しました

「今日はお客さんが多いわね」

「ところであなたは何の用?探偵さん」