「最近雷電様の調子が悪いんだけど」

「直してくれない?」

「正直言ってさぁ」

「毎日ジャグリングばっかされてても」

「ほんと迷惑なの」

「分かるでしょ?」

ちょっと!邪魔だよお前!

キネウムが見えないじゃん!

あ゛ー!ヒイシの方見てる!!

蒼井はベアトリーチェの話など

全く耳に入る気配さえありませんでした

ベアトリーチェは蒼井の行動が

明らかにおかしい

あれ?蒼井ってもっとこう・・・

しっとりした感じだったよね

どうなってるんだ?と、思いながら

蒼井の視線が突き刺さってる方向を

見てみました

「あれ・・・?あれってもしかして」

「アリウムの王子じゃない?」

「なんでここに居るの?ねぇ?」

「蒼井、蒼井ってば」

ベアトリーチェは蒼井のおでこに向かい

息を吹きかけました