「たぁー!!」

アリアンは思いっきり両手で

スイッチを押してやりました

どれ位思いっきりかと言うと

寝る前に歯磨きした後

ポテトチップスとコーラを

食べちゃう感じです

アリアンがスイッチから

その小さな両手を離した瞬間

ガラス張りのドアが

一瞬で粉微塵に吹き飛び

辺りにはダイアモンドダストの様な

キラキラとした吸い込んではいけない

ガラスの破片が舞うのでした

「あー、大相撲中継見に来たんだけど」

頭を左右に振りながら

一人の女性が店内に入ってきました

「ほ、本当に起こった・・・」

「ていうかすっかり忘れてた」

「奴らの存在・・・」