「・・・お客様、お客様」

「どうですかこのハンバーガーさばき」

「じゃあ次はその間にハムスターを」

蒼井のテーブルの前で

ハンバーガーの帽子を被った店員が

ハンバーガーでジャグリングしています

「あれ?お客様?」

「ご覧になられないんですか?」

「ほら!くるくると宙を舞う」

「ハンバーガーの上をハムスターが」

「ぴょんぴょこりんと華麗にジャンプ」

「・・・あの、お客様?」

「ちょっと、あの、凄くないですか?」

「ハムスターですよ?こいつ」

「はぁん!?何!?」

「え?食えばいいの?それ!?」

わぁ・・・お客様怒ってる

きっと店長が耳かじろうとしたからだ

店長、馬鹿だ馬鹿だと思ってたけど

あんなにも馬鹿だったなんて

初めて知ったよ・・・