「ご注文は何にしますか?博士」

「当店では人間用の食品しか・・・」

バリー博士はレジ係のファスナーを

上げ下げしながら

蒼井の座っているテーブルを眺めました

「おいレジ係、あそこの娘」

「態度が悪いと思わんか?」

「はぁ・・・あ、博士博士」

「僕はレジ係では無く店長でして」

「あの・・・博士」

「テーブルに上がるのは・・・博士」

バリー博士は店長の耳を引っ張ると

小声で話し始めました

「王子の話によるとだな・・・」

「蒼井の耳をかじると・・・」

「性格が元に戻るようじゃ・・・」

「はぁ・・・そうなんですか」

「ていうか毛がうざっ」

「そこでじゃ店長・・・行って来い」

「・・・はぁ!?」

「なぜ僕が!!お客様に危害を!!」

「確かに当店ではクーポンさえあれば」

「お客様が当店店員の耳を」

「かじる事は許されますが・・・」