「あぁ、もちろんだ」

天狗は軽やかに飛び跳ね

街灯の上に片足で立ちました

「普通の人間は飛ぶ事が出来ない」

「もちろん風と会話する事も」

「それにこんなに鼻も長くない」

「私だけだろうな・・・ふふふっ」

「そして君も変態さんだ!」

「アリウムの王子よ!」

「はっ・・・僕もですか天狗様っ!!」

「あぁ!だが履き違えてはいけない!」

「変態さんだからと言って」

「何でもやり放題では無いんだよ!」

「変態さんはそれを皆に隠し」

「普通に生きなければいけないのだ」

「これから君が出会うであろう人間の」

「大半は変態さんを隠して普通に」

「頑張って生きているという事を」

「忘れてはいけないよ!!」

「ではさらばだ!!ぶははははっ!!」