キネウムはみかんの代金を払い

店主に頭を下げました

ふてくされている蒼井は

けちけちすんなよ1個くらい

と心の中で叫びましたが

王子っぽい人が頭下げてるんだから

悪い事したのかなと少し後悔しました

「ごめんねキネウム・・・これ」

「いいんですよ蒼井さん」

「でも・・・なんですか?その液体」

「私の作った・・・みかんジュース」

キネウムの頭はフル回転しました

30000rpmといった所でしょう

そこで導き出された答えは

どこから出したんだ

でした

「ありがとう蒼井さん」

キネウムは味わって飲みました

口で噛み砕かれ体内の各器官を通り

様々な体液と混合、精製され

体外へと排出されたこの液体と蒼井の顔

それはそれは芳醇で

興奮を隠し切れ無いキネウムでした