「柚は体調どうなの?
また学校始まって忙しくなるけど」



「うーん…あっ悠おかえり」


「ただいま〜なんの話?」


「私がバイト辞めた話してて
今柚は体調どうなの?って聞いてたところ
悠は電話大丈夫だったの?」



「うん智からだった
今日検診だから忘れるなよ〜って
午前しか学校ないから
2人と忘れて帰らないようにって笑」


「そっか!今日検診なのか
いい結果だといいね」



「最近調子いいから大丈夫だといいな
あ、それで柚はどうなの?」




「うーんって感じかな
手術して少しは良くなったみたいだけど
自分では自覚もないし…」


「そうだよね…」


「結局は移植しないと完治はないしね
でもねやっぱり年々体調崩すと
元に戻るまでの時間が長くなってきて
看護って忙しいから高校の時みたいに
たくさん休んでてもテスト頑張れば
どうにかなるって感じでもないし
大学続けられるのかなって不安はあるかな」



「…そっか……」


「2人ともそんなに暗くならないで!
龍に言われたわけでもないし
できる限り続けたいし
卒業だってしっかりするつもりだから!
そのためにしっかり自己管理して
体調整えて行かないとって思うだけ!」



「柚は強いね
そばで支えるからね
3人で卒業しよう」


「そうだね
3人で頑張ってきたんだもん
支え合って卒業しよ」



「覇瑠…悠…ありがとね
って!また暗くなっちゃったよ〜
そろそろ私たちも帰る?」



学校おわりに食堂でご飯を食べて
話してた私たち

周りにいた学生もほとんどいなくなっている



「あ、ほんとだ
全然いなくなってる笑」



「悠の検診見送ってから
ゆっくり帰ろ〜」