「お父さんばかりお母さんと一緒にいてずるい!!お母さんは凛たちのなの!!」
「そうだそうだ!!」
二人は桜と琉の間に割って入り、そのまま桜に抱きついた。
「なんだと〜?お母さんはお父さんのものだぞぉ?」
そう言って琉は蓮と凛を抱き上げた。
「キャハハ!たか〜い!!」
「そのままグルグルやって!!」
抱き上げたままその場で回転して遊んでやると蓮と凛はさらに声を上げてはしゃいでいた。琉の顔にも楽しそうな笑顔が溢れていた。桜はその様子を微笑ましそうに見ていた。
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