次の日、私は学校で先生と親友の麗奈ちゃんと杏奈ちゃんにだけ病気の事を話した。2人は、「花乃の中から記憶が消えるならいっぱい写真撮って、メモとかに思い出を書いて、こんなことしたんだなって思い出して、私たち3人で笑っていよう!」と言ってくれた。本当にいい友達を持ったと思う。
授業中、私はノートに差し込む光をたどって外を眺めた。その時、視界に入り込んだクラスメイトの笹本太陽君に目がいった。笹本君は、いつも明るく周りの人をよく笑わせてくれる。彼には、悩みはないのだろうかと時々考えてしまう。彼のような人になりたいとまで、よく思う。最初は、そんな存在だった。だけど、今は私の心の中で存在感が大きくなり始めている。でも、前回の記憶をなくして、一週間。あと3週間くらいで彼の事を忘れてしまう。だから私は、最近記憶を忘れても、大事な事をメモアプリに書いている。だから、笹本君の事を書いた。そんな事をしているうちに、胸が苦しくなった。彼の中で私は、どんな存在なんだろう。私はどちらかといえばおとなしい方で、彼とあまり話せない。メモにはそう書いてある。それなのに、話すたびに、自分の事をどんどん忘れられているって知ったらどう思うだろう。そしたら私は、嫌われるかな。そんな事を毎日繰り返してばかりいた。私の高校生活あと1年半どうなるんだろう。
授業中、私はノートに差し込む光をたどって外を眺めた。その時、視界に入り込んだクラスメイトの笹本太陽君に目がいった。笹本君は、いつも明るく周りの人をよく笑わせてくれる。彼には、悩みはないのだろうかと時々考えてしまう。彼のような人になりたいとまで、よく思う。最初は、そんな存在だった。だけど、今は私の心の中で存在感が大きくなり始めている。でも、前回の記憶をなくして、一週間。あと3週間くらいで彼の事を忘れてしまう。だから私は、最近記憶を忘れても、大事な事をメモアプリに書いている。だから、笹本君の事を書いた。そんな事をしているうちに、胸が苦しくなった。彼の中で私は、どんな存在なんだろう。私はどちらかといえばおとなしい方で、彼とあまり話せない。メモにはそう書いてある。それなのに、話すたびに、自分の事をどんどん忘れられているって知ったらどう思うだろう。そしたら私は、嫌われるかな。そんな事を毎日繰り返してばかりいた。私の高校生活あと1年半どうなるんだろう。