君はバイト先を教えてくれたね。
学校が違う私たちは会える機会はとても少ないから、私はテスト勉強をしがてら会いに行ったよ。
バイト終わりに挨拶しに来てくれる君は優しいなって思ったんだ。好きだなって思った。
でもね、君が携帯の画像を見せてくれようとしたときに、スタート画面に女の子とのツーショットがチラッと見えたんだ。
妹ちゃんであってほしいなと思った。聞きたかったけど、私は探りを入れるのは下手だから何も聞けなかった。
それからも、勉強をするために君のバイト先に行ってたよ。いない日ももちろんあったけど、厨房の方に君を見つけた時にはラッキーだなって思った。
話すたびに好きになった。一緒にいるのが楽しくて。毎日がキラキラしてた。
君が隣にいてくれたら楽しいだろうなって思うようになったんだよ。
彼女がいる可能性が高い君に告白するハードルはとても高いとは思ったけど、ずっと小学生から進んでない私の恋心を進めるために、想いを伝えようと決めたんだ。