文化祭の準備で疲れて帰ってきた私は、いつも通り商店街を通っていたんだ。
そんなときに原付に乗っていた茶髪のイケメンに声をかけられたんだ。
絶対人違いだと思って素通りしたんだけど、先回りしてもう一度声をかけてきた。
びっくりしたよ。だって君だったんだもん。
背が高くなって、雰囲気も変わってて全然わからなかったよ。
あの時と違って眼鏡を掛けてた私によく気づいたね。
そして、君が連絡先を交換しようって言ってくれて嬉しかったよ。
それから、何でもないメールのやり取りをしたね。
好きな人とのメールは何だかくすぐったかったな。