小学生の頃の君へ。



初めは君のことがちょっと苦手だった。



やんちゃだったし、うるさかったし。



でもね、クラスメイトとして一緒に過ごしていくうちに居心地の良さを感じたんだ。



体育の時間や休み時間にするドッジボールでは君はキラキラしてたね。


ボールを受けるのは得意だった私は、君にほめられて嬉しかったよ。



勉強はちょっと苦手だった君。体育の時間との差にちょっと笑っちゃった。



給食の時間、班が一緒の時はよく笑わしてくれたね。



何でもない内容なのによく笑ったのを覚えてる。



どうしてか柑橘類を見ると涙が出るって言ってたね。



面白くて、オレンジを君の方に向けたまま給食を食べたのを覚えてるよ。言ってた通りに涙が出てたね。


いつもちょっかいかけられてたお返しだよ。