ピピピピっというアラームで目が覚めた私。同時に如月くんも目が覚めたらしい


お互い向かい合ってぎゅっと抱きしめて寝ていたらしく少し恥ずかしい


「お、おはよう」


「ふぁあ、はよー」


普通に挨拶を交わしたものの、何やら違和感を感じた、私の肩に乗ってるのは髪の毛……??


「え?」


肩に違和感を感じて触ると銀色の地毛が出ていた


「ええええ!?か、カツラは!?」


「昨日お前が寝てる間に取れちまって机に置いといたぞ」


「え!?如月くん!え!?ご、ごめんなさい(இ௰இ`。)」


もう頭がパニック状態で全然整理がつかなかった


「案の定パニクってんなwwじゃあ俺が質問するから答えて」


「う、うん……」


「まず、女??」


「はい……」


「なんで男子校にいんの??」


「お、男の人が苦手で母がそれを治すために無理矢理入学させられたんです(இ௰இ`。)」


なるほどな、と如月くんは言った
もしかしたらみんなにバラされて退学になるかも…


「まぁ千代の飯美味かったし、ずっと食いたいし黙っててやるよw」


「ほ、ほんと!?」


「ただし、この部屋では変装なしな」


「そんなことならお安い御用だよ!ありがとー!」


私の頭の中はお母さんに怒られなくて済む!ということだけだった


「千代って単純だよなぁ」


「そ、そんなことないもん」