自分の教科書を持ち席を外して、先生の横に立った

チョークを右手に持って、左手に四ページ目を開いた教科書を持つ

かりかりかり・・・・・・

「出来ました」

チョークを置いて、手についた粉を軽くはらった

最後にざっと見て確認する。うん、大丈夫だ

「ありがとー。戻ってよろしい」

「はーい」

「えーと、ふんふん・・・・・・お、正解!」

『おおぉぉぉおー』

( ・´ー・`)ドヤァとした所で席に戻る

「頭良かったのね」

「へ?別に?」

「謙遜しないの。だってあの問題、普通なら小六で習うのよ?」

「そーなんだ・・・・・・小六でねぇー・・・・・・え?」

小六で習うの?あれ。聖理奈・・・・・・何かそれおかしくない?

「そうよ、おかしいのよ。でも、ここが魔法学園だからでしょうね」

「あ、そっか」

特別な学校だもんねー。普通の学校と比較してもね?なるほど、納得。

「ではでは〜、次の問3を弥生ちゃんに解いてもらおーか!」

「ええぇぇー。せんせーひどー!あたしの成績が悪かったこと知ってるでしょっ」

「え?そうだったっけ?」

「悪かったって!オール2!」

・・・・・・成績バラしてるよ、弥生ちゃん・・・・・・

いいのかなぁ・・・・・・

「いーじゃねーか。解けば?」

挑発的な口調で美里が弥生ちゃんの肩をつついた

「なぬっ・・・・・・美里、お主自分の成績がいいからと・・・・・・!」

「いいけど?それが?」

あっさり認めた美里にカチンときたのか、弥生ちゃんは席から立ち上がる