あたしの魔力量は

────だから

「帰りましょう」

「そうだね、帰ろ!」

先にぴょんとカグランの背中に飛び乗る和也先輩

無邪気かつ元気だ

「どれに乗ればいいの?」

横にいた聖理奈に聞いた

「どれでもいいわ。なら、あたしの横のに乗る?」

「そーする!」

聖理奈が乗ったカグランの横に立っているカグランの背中に飛び乗る

いつぶりだろ

悪魔や魔物の背中に乗ったり、触れたのは・・・・・・

「れっつごー」

和也先輩の掛け声とともに

カグランは一斉に走り出した











「ありがとー!ばいばーい」

テレポーターまで連れてきてくれたカグランは、そこまで来るとあたしたちを下ろして行ってしまった

ふう・・・・・・

あの揺れ方。足音。風の心地よさ

懐かしー

「それじゃあ、乗り込んでさっさと帰りましょう」

紅梨先輩の一声で、全員ざざっとテレポーターに入っていく

最後に入ったあたしが掛金をかけた

「おっけーです!」

「よし、帰るぞ」

結斗先輩が操作し、そして

ぴりりりりりりりり・・・・・・

ひゅん

ことっ

「ついた!」

寮のテレポーターについた

「ここでお別れね」

「そう、ですね」

「んじゃ、また今度」

「それじゃ」

「また後で」

あたし達(あたし、美里、聖理奈)はほかの人たちとお別れをして、寮の部屋へと向かう

部屋についた

「くぅ・・・・・・」

「お疲れ様。どうだった?」

「普通に疲れた・・・・・・」

「だよな。チョコでも食べとけ」