「夢っ!おはよっ!」


「おはよう」


この子は私の幼馴染。


名前は松島優希(マツシマ ユウキ)


優希は私の好きな人でもある。


「夢〜〜」


「どうしたの?」


「数学の宿題のノート貸して〜」


「もぉ!またー?これで何回目なの?」


「お願い!」


「もぉ……わかったよ…数学の時間までには返してね?」


「うん!わかった、サンキュー!」


(あぁぁーーーー!なんで?あんな言い方したくなかったのに!普通に「うん!わかった!いいよ!」って……なんで優希の前では素直になれないの?)