「多分、だけどダメだぞ」


「おう、先やってるな


じゃぁ、 コイツに送ってもらってください


お大事に」


「てことで、送りまーす」


え、でも、悪いし…


でも、どーしよ


「いいですよ、気にしなくて」


そう言いながら微笑んで……


「じゃぁ、お願いします」


「了解!少しこっちこれますか?」


「はい、ズキッ━こっちおいで━」


なに今の、男の子が小さい子と砂場で遊んでた…


「大丈夫ですか?歩けますか?」


「はい、すみません」


「いえいえ、家どこらですか?」


「あ、この道を真っ直ぐ行って、


左曲がってまた真っ直ぐ行ったとこにあるマンションです」


「わかりました」


えー、男の子と2人とか……恥ずかしすぎる


なんか喋った方がいいのかな?



どーしよー


「名前なんていうんですか?」



話しかけてくれた…



「えっ、宮本笑愛です


あ、高校1です


あなたは?」