「ふーん。あれ?その子は……誰だ?」

男性は、私に気づいた。

ど、どうしよう。
この人が和也さん!?

まさか、こんなにもカッコいい人だとは、
思わなかったから戸惑ってしまった。

「あの……私は……」

「フフッ……今日からあなたの妹になる。
西森春花ちゃんよ。仲良くしてあげなさいね」

奥さんは、ニコニコしながら
私を自己紹介をしてくれた。

お、奥さん!?

「どういう……ことだ?」

驚いた表情をする息子さん。

は、恥ずかしい。
こんなにカッコいい人に自分の過去を
話さないといけないなんて。