大「だからごめんてば!」


ふたりの間を
風が優しく吹き抜ける。



大「…てかお前ばてすぎじゃねぇ!?」

なんか智のやつすごい
息切れしてるし。

智「!?っっ…
お前がっおかしっぃんだよ…
なんでこの坂道で
そんな余裕なんだよっ!!」



なんでって言われても…?
こんなん坂道じゃないだろ?


大「しょーがないな~
智!!鞄かせ!」



そういうと大樹は
智の鞄をひったくって
スピードをあげた