さて、運命を信じさせると言ってしまった二宮花子です!
運命と言えば?…そう!偶然の出会い!
先生をキュンキュンときめかせてやるのです!

パターン1…朝の偶然の出会い!
あれから数週間、先生の行動時間などを調べました。
ストーカーではありませんよ?
偶然を装うためなのですから!
…あ、先生発見!
「先生〜!!おはようございますー!」
「…おはようございます。」
「偶然ですね!朝から会うなんて!…これは、運命だと思いますっ!」
「…あぁ、うん。そんなことだろうと思った。てかさ、バレバレだから。このストーカー。」
「ストーカーではないんです!偶然=運命だと思わせたかっただけなんです…っていひゃいでふ!ほっへいひゃい!」
「…くくっ、よくのびるなぁ…二宮のほっぺ。言っとくけど、それで運命だとは信じられないからな?そんな偽の偶然なんて、運命じゃない。」
「ぷぅー、キュンキュンときめくと思ったのにぃ〜。」
「キュンキュンときめくとか…やっぱり二宮はバカなんだな。先生は悲しいよ…。」
「もぉ!次は授業で勝負します!」
「…はぁ?授業?」
「はいっ!なので放課後をあけてください!授業してやりますよ!」
「わかった!だから、そんなにぐいぐい来るなっ!…近いと色々勘違いされそうだろ。」
「私は勘違いされてもいいですよ!…先生は、私と近いとドキドキするんですか!?」
「悪い意味でのドキドキならあるけど、お前じゃなくても…。」
「今お前って言いましたねっ!?やったぁぁ!次は下の名前で呼んでくださいっ!」
「…嫌です、呼びません。」
「近いうちに呼ばせてやりますから!私を甘く見ないでくださいね!では!」

「足速いんだな……二宮花子。」


…二人きりの授業、手取り足取り教えてやるんだから!