町中がバレタインの色に包まれていく時期…



もうすぐバレタインデー



女の子が好きな男の子にどのチョコをあげようかとか、どんな風に渡そうか迷っていたころ…



私とゆんちゃんは何故か縄でグルグル巻きに去れて、車で連れ去られていた




って、はぁ!?



どうみても可笑しいでしょう、最後の言葉



何、縄!?



バレンタインにまったく関係ねぇじゃん!!



「もうすぐ着くからね~」



助手席から顔を覗かせたのは黄鳥先輩



またあんたの仕業かいな!!




「あの…黄鳥先輩…これって…?」



ゆんちゃんが若干涙声で言った



うぅ、ゆんちゃん可哀そう…



てか、私ら二人とも可哀そうだし




何で私たちこんなことになったんっだっけ?






私は記憶を遡る…