真琴「お前の方、経験ありそーだから」

その言葉に父のことを思い出した

震える手、力が抜けていく足

目の前が真っ白になった

真琴「とにかく、お前が出ていかねー限り、俺はあの家に帰んね」

真琴はそれだけ伝えるとホテル街を後にした

私はうまく力が入らない足で真琴が出ていった逆方向に歩いた