「あなたが恭介さんの相手?」
「こんな庶民の子ふさわしくないわ」
と化粧ばっちりの女性に小言を言われた。

私は何も言えずにその場を立ち去ろうとすると背中高いすらっとしたイケメンがやってきた。

「君たち、どこの令嬢か知らないけど、弱いものいじめするやつなんて兄さん嫌いだと思うけど、早く消えたら?」
低い声が聞こえて女性たちは罰が悪そうに立ち去った。